私は大学3年の1月に本格的に大学院への進学を考え始め、2月から院予備に通い始めました。ここに通われている方は、社会人の方が多く、大学から院進する際に利用するのは珍しいパターンかと思います。大学院入試において、これまで経験してきた受験と大きく違ったのは、“得られる情報の少なさ”でした。志望校まで足を運んだり、知り合いを辿ったりしても得られる情報は限られており、それを頼りに試験対策をするのは私にとって初めての経験で、入試に向けて何をすればいいのかわからないまま模索している状態でした。また、内部進学ではなく他大学からの受験であることや、文系の学部に通っていたため周りに院進する友達が少ないことも不安要素でした。
そんな中、院予備での授業や学びは私に安心感を与えてくれました。出願書類の作成のための授業では、当時の私の知識量と、志望する研究室で求められることを踏まえてカリキュラムを組んで下さりました。そのため、毎回の授業で新たな学び・気づきを得て、それらを出願書類に活かすことができました。また、金先生との対話を通して自身の想いや考え、進学後に取り組みたいことが言語化されることも度々ありました。合格するために必要なことや自分が伝えたいことが何かを考えるうちに、何を書いていいのかわからなくなり、苦しんだ時もありましたが、最後には納得する文章を提出し、合格することができました。
頼りにできる情報が少ない大学院入試において、院予備での授業は、受験期の心の拠り所となり、私を支えてくれました。そして試験当日は自信を持って面接に臨むことができました。最後まで向き合い続けてくださった金先生には心より感謝しています。本当にありがとうございました。
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