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2011年3月一部改定 |
■大学院受験・学部編入・大学受験・公務員試験に対応 |
院予備には、現役で大学(学部)合格を目指す中学・高校生から、定年退職後の余暇時間を大学・大学院での研究に費やしたいと考えるシニア世代まで、幅広い年齢層の方が受講生として通います。もちろん,院予備のネーミングの通り,大学院進学を目指す20代の学生・社会人が受講生の過半を占めます。そして,院予備に通う中学・高校生は少し大人の雰囲気が気に入っている様子です。また、年長の受講生は現役大学生と変わらない知的エネルギーを保っていらっしゃいます。
驚くほど幅広い年齢層と多様な専攻の受講生が同じ校舎で学んでいます。しかし、どの受講生も強い知的好奇心を持っていることが共通の特徴です。学問へのパッションこそが院予備のアイデンティティーと言えます。
院予備は、信頼・尊敬・助け合いの三つの理念を掲げます。
■信頼
お金儲けが上手になるためには「嘘をつかなくとも相手の誤解を利用すべし」と言う考え方が広まってきたように思われます。院予備はこのような考え方に真っ向から反対します。学問の世界は強い信頼関係があって始めて成り立ちます。仲間を信頼し,人から信頼される。これが高度専門職を支える基盤となります。特に,知的所有権保護が重要な職場において、信頼関係を壊す人材が良い業績を残せるとは思えません。また「相手の誤解を利用する」と言う考え方は長期には人格の分裂へと至ります。仲間から優れた知恵を借り,身近な人から愛される存在となれるよう、院予備は信頼を大切にします。
■尊敬
昭和以降の日本社会が見落としたものの一つが、どのような人であれ敬意を持って接する気持ちだと言えます。これは批判的精神をなくし盲目的に権威に従う態度を言うのではありません。まさにその反対です。私たちは本当に常日頃万人の人権を尊重しているのか、表面上簡単に仕事をこなす人の見えない努力に想像力を働かせているのか、時には振り返ってみる必要があります。人の悪口を言って自分が偉くなったような錯覚に陥る,そのようなワイドショー的感覚に酔いしれることも少なからず見受けられます。明らかな事実は、ワイドショーのレベルでは高度専門職にはなれないことです。院予備は、多様な人の努力と人権を尊重する心を育みます。そして,何も言わずとも人から尊敬される人材となれることを一つの理想とします。
■助け合い
院予備の受講生の中には欧米留学を経験した人がたくさんいます。欧米留学を経験した人たちはゼミナールの議論において口々に、「欧米の人々は独立心が旺盛だけれども、お節介なくらい世話好きよ」と言います。世界がネットでつながる時代は、巨大組織に頼らなくとも生きていける時代です。小人数のグループで大きな成果を成し遂げます。組織への依存心ではなく,個々人の自立が求められる時代です。しかし、ここには誤った孤立主義に陥る危険があります。逆に、自立した個人こそが組織ではなく本当の意味での社会を必要とします。巨大組織は機械化されていき,顔の見える社会は心の成熟を促します。そこに大きな違いがあります。知的水準の高い無数の小社会が縦横無尽に連携する、これが21世紀社会の正しいイメージです。院予備は、人々の健全な助け合いをまとめるリーダーを輩出することを一つの目標とします。
以上短くまとめると、人から感謝されるリーダーを各領域・各レベルにおいて育てることが院予備の目指す方向です。
初めて院予備に来られた方の多くが、学生がどこにもいないと勘違いをして戸惑います。実際は、各教室で授業が行われているのですが、受講生がみな集中して聞いているために講師の声以外に物音一つしないことが常態です。ゼミナール中に講師が良くユーモアを交えて説明をするのですが、受講生諸氏はさっと笑い終えてしまい、次の話を待ちます。
受講生からは「大学ですら学級崩壊が起こっている」と時々聞かされるのですが、院予備の授業風景からは想像もできません。院予備の最大の自慢は講師のマナーの良さです。マナーの良い講師はマナーの良い学生を育ててくれます。そして講師のマナーの良さは、厳しい専門トレーニングの過程で人間的にも研ぎ究められた産物です。
■少人数ゼミナール方式と個別指導のコンビネーション |
院予備の講師は、専門領域と経験にもよりますが、4名から12名前後が最も教え良いと言います。院予備の基本方針は、受講生にとって最も効率的な学習環境を維持することにあります。したがって院予備では、正講師によるLIVEの少人数ゼミナール方式を基本としています。そして、ゼミの人数が多くなれば比較的早期に分割しています。また、一般コースでの適応が難しい場合は、2〜3名のグループ指導も開講しています。さらに、個人のペースで行いたい受講生には幅広い領域の個別指導も提供しています。大学院進学後もアットホームな感覚で学会・研究会において院予備の講師や他の受講生との交流を続けてもらいたい、と私達は願います。
全ての子どもは平等に作られた。院予備はこの信念にこだわります。従って、特待生制度を設けていない一方で、入学テストも致しません。(ただし、既存の講師陣で指導不可能な場合はその旨を初めに申し上げております。)院予備に入学する受講生の出身校は、東大、京大、阪大、神戸大、UCLAなど日米のトップレベル大学・大学院の出身者から、大学に進学していない専門学校生まで、驚くほど多岐に渡ります。そして、どの出身校レベルでもほぼ同等の高い合格率を達成してきました。院予備は、全ての人のチャンスを公平に尊重します。
ただし、院予備のクラス編成はレベル別に細分化されています。例えば、South Alabama大学卒業生と机を並べて英語の授業を受けられる受講生は少数の精鋭ですし、大阪大学の学生や京都大学修士のスピードについていける受講生も多くありません。院予備は全ての受講生にとって効率的なクラス編成とカリキュラムを常に工夫しています。そして受講生が学力を増すにつれ、積極的に早期にレベルアップしたクラスに進むように勧めています。
院予備では、受講生自身も驚くほどの高い合格率を達成してきました。しかし、院予備が受講生のチャレンジ精神を軽視することは全くありません。実際、「○○大学初の□□大学院合格」、「△△専門学校開校以来の快挙」と称せられた、たくさんの合格者が院予備から輩出されました。院予備は、受講生のチャレンジ精神を正面から受け止めます。
ただし、チャレンジ精神溢れる受験と高い合格率を両立させることは並大抵のことではありません。院予備では、入学前の進路相談はもちろんのこと、入学後でもカリキュラム・進路指導を丁寧に行っています。限られた予算と時間の制約の下で学習効率を最大限に引き上げるためには、練り上げられた戦略とカリキュラムが不可欠となります。受講生個々の状況に合わせた戦略策定とカリキュラム編成におけるサポートも院予備の特徴の一つです。
予備校に入るのに今年はもう遅いのではないかと悩む必要はありません。院予備のカリキュラムは途中参加が可能になるように組まれています。欠落した分のカリキュラムについてはご自分で勉強なさる方もいますし、フォローアップ講座に参加される方もたくさんいます。フォローアップ講座は必要があればごく少数であっても極力開講するようにしています。
私立大学の大学院受験は9・10月を中心とする秋受験と、1・2月を中心とする春受験の年2回以上行われるほうが普通です。極論をすれば、年中どこかの大学が入試を行っているのが昨今の状況です。実際、院予備の受講生の入学月は全くと言っていいほど分散しています。また、受講期間も2年間の熟成型から、短期促成型まで受講生が自由に選択できるようになっています。
ただし、国公立難関校を志望される方は、@受験機会が普通年1回しかない、A短期促成カリキュラムでは消化しきれないことが普通ですので、事前の進路相談会等でよくお確かめ下さい。
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院予備 〒530-0047 大阪市北区西天満4丁目5-7 三旺ビル3F TEL:06-6311-1385 050-3387-3796 |
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