現在の大学入試は指定校推薦、公募推薦、AO入試、一般入試に大別されます。指定校推薦と一般入試を対極にして試験の内容と対策がかなり異なりますので、受験戦略を練り上げる必要があります。
指定校推薦では内申書でその合否が判定されます。高1・高2時の成績が求められる場合がありますが、高3の1学期の成績が主たる判定材料とされます。従って、指定校推薦を希望する高校生のほとんどは高2の2学期から徐々にペースを上げ、高2の3学期に成績をステップアップさせ、高3の1学期はそのまま駆け抜けるイメージで受験勉強をします。
公募推薦では、内申書に加えて1〜3科目程度の学科試験が課されます。特定の科目が得意な高校生に向いた制度です。
AO入試では、内申書に加えて面接やプレゼンテーションの能力が問われます。海外経験の豊富な高校生や志望する大学でユニークな研究をしたい人に向いているといえます。
一般入試では、大学側の課す学科試験で合否が判定されます。内申書はほとんど加味されない代わりに、公募推薦よりも試験科目数と1科目あたりの問題数が増えることが普通です。国公立大学や私立大学の理系では通常、一般入試による定員が最も多くなっています。
いずれの受験パターンをとるにしても,高1・高2で英語と数学の基礎をしっかりと身につけることが必要です。英語については、最終的に話せる英語を目指して勉強することがなりよりも近道です。数学については、文系進学者でも数学を通した論理的思考力の涵養は大学入学後に様々なところで役に立ちますので,ゆっくりしたペースでも高2までは数学の勉強をできるだけ続けることをお勧めします。また、理系進学希望者は高2までに、理科のうち少なくとも1科目は基礎固めを終えておく必要があります。さらに、理系の大学で入試科目に数学が無く、英語と理科で判定される場合もありますのでご注意ください。
高3で内申書が重視される場合は、学校別準拠クラスまたは個別指導で学習する学生がほとんどです。また,春期講習の開講クラスを増やすように求められる場合も多くあります。
一般入試を目指す高校生は、1学期はセンター試験対策を受講し、2学期から私立大学対策コースを増やすのが普通です。教科の組み立ては、まず英語・数学の基幹教科から仕上げるほうが効率的です。
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